第14回日本禁煙学会学術総会

GRP(草の根活動)紹介

COVID-19時代に我々が出来ること

香川タバコの害から健康を守る会 森田純二

予想以上にCOVID-19の収束は先送りになりそうです。その影響で今回の第14回日本禁煙学会福島大会も現地とオンラインのハイブリッド大会になりました。
GRP賞も今回は中止となり、各地で草の根活動を展開している皆様にこのコロナ時代に何ができるかという知恵を出し合って、これからの活動の参考にしたいと考えています。
香川県でもこのところ中学校や職場に向けての禁煙や受動喫煙、新型タバコの害などについて精力的に香川県や高松市などと協調して活動をしてきましたが、2020年になりコロナ禍の影響で講演会や禁煙のイベントがことごとく中止となり、活動はかなり停滞しています。毎年開催してきた5月の世界禁煙デーに合わせたイベントも中止を余儀なくされ、こちらで組んでいた予算の一部をもとにコロナウイルスとタバコに関してのポスターを作成して香川県の医療機関やこれまで講演した学校や職場に配ることとしました。(図1参照)さらに禁煙学会の理事や評議員の皆様にもできるだけ配布させていただきました。またSNSでもこのポスターをあげたところ、予想以上に多くの反響があり大企業も何社がこのポスターを使わせて欲しいという要望もありました。送料などの費用は思った以上にかかりましたが草の根運動としてはよかったと思っています。
さらにこのポスターが地元の新聞社の目に留まり「新型コロナとタバコ」と題したインタビューを受け、8月2日の健康欄に取り上げてもらいました。(図2)インタビューの内容は、なかなかうまくまとめていただきました。
残念ながら新型コロナ感染症は完全に終息するにはまだまだ時間を要すると思われ、我々の禁煙活動は新しい方法を模索せざるを得ないと思います。3蜜を避けるためには出前講座はしばらく難しいようで、オンライン講座とかSNSを利用した活動を中心にせざるを得ないかと模索中です。各地で草の根活動を展開している皆様の新たな知恵などありましたらどんどん投稿していただきみんなで工夫して WITH CORONA時代の草の根活動を考えませんか?


図1


図2-a健康新聞表紙


図2-bインタビューをまとめた記事