第14回日本禁煙学会学術総会

共催団体代表挨拶


福島県歯科医師会 会長 海野 仁

第14回日本禁煙学会学術総会が福島県で開催されることを大変嬉しく思います。喫煙の形態が多様化する中、健康への悪影響を正しく学び禁煙への取組をより一層進めることが重要です。喫煙は歯周病の原因にもなりますが、口腔を健康に保ち美味しく食べることが体の健康にも繋がります。福島県にはこの季節、りんご、梨、ぶどう、いちじく等美味しい果物がたくさんあります。他にも全国日本酒鑑評会で7年連続金賞受賞数日本一となった日本酒や郷土料理等、福島県ならではの食をぜひ味わって下さい。たくさんの皆様に福島県においで頂き、復興が進む福島を見て頂きたいです。お待ちしています。



福島県薬剤師会 会長 町野 紳

第14回日本禁煙学会学術総会が全国各地から多くの皆様をお迎えし、郡山市において開催されることに、心よりお喜び申し上げます。本会ではこれまで協会けんぽ福島支部様と連携を図りながら、禁煙チャレンジを考えている方々へのサポートを行う事業を実施するとともに、地域の健康教室や小中学校・高等学校等で、喫煙、薬物、薬物乱用防止等に関する講演を実施し、特に若い人に対してタバコによる病気のリスク等についての教育、啓発活動を実施して参りました。しかしながら、平成28年国民健康・栄養調査報告において福島県は、習慣的に喫煙している者の喫煙率が男性34.4%(全国ワースト5位)、女性10.7%(同8位)となっておりますことから、我々薬剤師は「かかりつけ薬剤師・薬局」として、引き続き、県民の皆様の健康を守る観点から、「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」に向けて、福島県及び関係団体の皆様とともに活動して参ります。



福島県看護協会長  今野 静

第14回日本禁煙学会学術総会が「全ての人にTobacco-freeな未来を!~福島からの発信~」をテーマとして、福島県で開催されることを嬉しく思っております。 福島県においては、健康指標の悪化が課題となっています。喫煙も一つの要因です。学会では、先進的な取り組みや研究の成果をご発表頂き、多くの皆様と健康な生活の実現に向けてディスカッションできることを期待しております。
学会で議論を交わした後は、猪苗代湖や磐梯山を始めとした豊かな自然に触れて頂き、全国新酒監評会 7年連続日本一となった福島のお酒をご堪能頂きたいと思います。そのほか、福島自慢のおいしい果物、米、そば、新鮮な魚介類等もご堪能ください。そして伝統文化や多彩な自然に培われた人々の温かさや人と人との触れ合いなど絆を大切にする県民性にも触れて頂ければと思っております。
県民性あふれる学会となるよう準備して、皆様をお待ちしております。



福島市医師会会長 岡野 誠

2020年第14回日本禁煙学会学術総会福島県での開催誠におめでとうございます。 そして、この福島に全国から多くの方々がおいでいだたけることは、大変うれしいことと思っております。
2011年3月の東日本大震災から8年が経過しましたが、福島県はまだ復興途上といわざるを得ません。その復興を推進する力はなんといっても「健康」です。そしてその健康を脅かす大きな要因の一つに、「喫煙」があると考えております。それを推進するためには「受動喫煙防止条例」早期策定が必要です。そしてTobacco-freeな環境が早期にできることを願っております。
 そういった意味においても、この福島で開催するのは意義深いものがあります。
本会でもこれまで、市民向けのPRや行政への提言活動などを行ってまいりましたが、今後、活動の新たな道筋が見えてくるのではないかと期待をよせているところです。
 追って、大会期間中、福島のおいしい食べ物や地酒、そして観光、文化、歴史に触れていただければ幸甚です。



郡山医師会会長 土屋 繁之

令和2年11月14日~15日の2日間にわたり、佐藤武寿福島県医師会長を大会長として第14回日本禁煙学会学術総会が郡山市で開催されることは大変喜ばしいことであり開催地医師会会員一同心より歓迎と感謝を申し上げます。喫煙率は毎年少しづつ減少しているとの報告がありますが、福島県は東日本大震災以降未だ復興半ばであり、多くのストレスを抱える住民の喫煙率は高く、禁煙に対する意識もそれほど高くありません。昔たばこは「動くアクセサリー」ともてはやされ、たばこを吸わないと一人前として扱われない風潮もありました。しかし今喫煙は厳しく管理され、喫煙場所を探すことも大変になりました。そして受動喫煙対策法が平成30年7月に成立し、令和2年4月1日から施行されるにあたり多くの準備が進められています。当地での第14回日本禁煙学会学術総会開催が福島県民の禁煙に対する取組みを加速させて頂けることを大いに期待すると共に総会のご盛会をご祈念申し上げ歓迎のご挨拶とさせて頂きます。



会津若松医師会会長 矢吹孝志

第14回日本禁煙学会学術総会が2020年に福島県で開催されますこと誠におめでとうございます。
タバコは生活習慣病における危険因子として扱われ、2002年に健康増進法が発布されてから、保険による禁煙治療を始め、県レベルでの喫煙防止条例、東京オリンピック・パラリンピックに向けての受動喫煙防止など、運動はさらに加速化されています。
日本人の死因の1位はガンですが、その中でタバコに最も関係の深い肺がんは男性が1位、女性が2位と断トツです。喫煙本数と喫煙年数から計算されるタバコ指数は有効な診断指標であり、検診にも導入されています。また、受動喫煙によっても発症リスクは高まることも知られており、特に子供への影響は無防備と長期生存の観点から見ても極めて危険であります。
私は消化器科医師ですが、タバコが消化器がんの危険因子であることを把握するもタバコ患者への"診療不可権"を行使したことがありません。しかし、タバコによる実害に対し、禁煙に"医師権"を賭けて戦っている先生方を見ると、極めて危険であることをひしひしと感じ始めております。
この学会が成功裏に終了し、今後の健康対策が全国的さらにバージョンァップされますことを心より祈念いたしております。



いわき市医師会会長 木村守和

2020年に第14回日本禁煙学会学術総会が福島県で開催されますことに、心よりお祝い申し上げます。
「タバコのない」オリンピック・パラリンピックは世界的な潮流です。最近オリンピックを開催したカナダ、英国、ロシア、ブラジルでは当然のこと、世界で55か国が屋内全面禁煙を法制化しています。
国立がんセンターの推計によれば、わが国では年間1万5千人が受動喫煙で亡くなっています。受動喫煙を防止するために最も効果があるのは、人が多く利用する飲食店や居酒屋を全面禁煙にすることです。
「屋内禁煙化により売り上げが減る」との反対運動がありますが、世界の選考研究によれば飲食店を全面禁煙にしても売り上げは低下しないどころか、それまで近づかなかった非喫煙者や子供連れの家族客が増加し、むしろ増収の店もあるという結果でした。
 オリンピックの開催まで1年を切りましたが、日本国民の健康を守るため、オリ・パラで日本を訪れる観光客や選手の不信感を生まないため、日本政府にすべての飲食店の全面禁煙を求めたいと考えます。
 大会期間中は多くの皆様に福島におこしいただいて、禁煙に関する議論を深めていただきたいと存じます。さらに福島のおいしい食べ物や日本酒を味わっていただくほか、福島の自然・人間・歴史・文化に触れていただきければと考えております。