第3回日本白斑学会学術大会

会頭挨拶

会頭

第3回日本白斑学会学術大会 会頭
東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 主任教授
川上 民裕




この度、第3 回日本白斑学会学術大会を、2021 年10 月22 日金曜日、仙台市(仙台サンプラザホテル)で主催させて頂くことになりました。このような機会を与えて頂き、大変名誉なことと心より感謝申し上げます。

 まず、今般の新型コロナウイルス禍の折、皆さまにおかれましては未曽有の災禍の中、御苦労はいかほどかと拝察致します。こうした世界的なコロナ禍の影響を鑑みて、本学会を仙台の現地開催とWEB 開催のハイブリッド開催と致しました。残念ながら、こうした事情から、海外の先生方を御招待することが困難となってしまいました。

 開催に際して、学術大会のテーマを、「白斑克服に向けたアプローチ」としました。日本白斑学会会長の片山一朗先生からは、「白斑研究の新たな視点と治療の展望」の基調講演を賜ります。そして、「白斑克服に向けた新しい3つのアプローチ」のシンポジウムを設定しました。シンポジストとして安藤秀哉先生、種村篤先生、私から、最新の基礎研究データを紹介し、未来白斑治療の展望と問題点を提言したいと考えております。さらに、ランチョンセミナーでは芝田孝一先生からレーザー治療に関して、スウィーツセミナーでは鶴田大輔先生、阿部優子先生に炎症性皮膚疾患からみた白斑に関しての御講演を賜ります。また、多くの大学・研究施設から演題を多数、頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。仙台の地で皆様と直接的および間接的にお会いして、議論や意見を交換し合うことを楽しみにしております。

 演者や座長の先生方の多大なる御協力、協賛頂いた企業の方々の御支援を頂きながら、有意義な学術大会になったと自負しております。そして、全国から多くの皆様が御参加されることを、心よりお待ち申し上げます。御参加頂いた皆様が“ 新時代の白斑治療” の幕開けを体感して頂けるよう、精一杯準備して参ります。

 今後とも、御指導、御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


2021年9月吉日