
ごあいさつ
このたび、第42回日本ストレス学会学術大会・第29回日本精神医学史学会大会合同大会を開催させていただくにあたり、ごあいさつ申し上げます。
今回のテーマは「急激な技術革新が進む今、改めてストレスと精神医学史について学ぶ!」といたしました。
AIや情報テクノロジーの飛躍的発展、パンデミックによる生活様式の激変、災害・紛争・経済不安の恒常化など、あらゆる領域において複雑性と不確実性を増している現代において、個人のストレス反応は単なる生理的な現象にとどまらず、社会構造や文化、倫理といった多元的な要素との相互作用によって形成されており、もはや従来の枠組みでは捉えきれない局面に来ています。
このような時代背景の中、日本ストレス学会の「ストレスとともに生きる時代の知を再構築する」という理念と、日本精神医学史学会の「時代とともに変容する診断体系や治療法などを、単なる過去の記録として捉えるのではなく、より良い医療と社会の関係性を築くための礎とする」という方向性とが合わさることで、この「技術革新の高度成長時代」とも言える現在における諸問題の解決の糸口が見つかるのではないかと期待しております。是非、皆様の多様な学問分野の知恵と研究成果を持ち寄っていただき、実践的交流をはかるとともに、行政、教育、産業、医療、福祉などへ発信していただければと存じます。
会場は、日本三景の一つである松島など多くの観光地や震災遺構の見学に便利な場所でもあり、大会期間中は仙台の多彩なお酒と秋の味覚を満喫できると思います。ひとりでも多くの方のご参加をお待ちしております。
謹白
第42回日本ストレス学会学術大会・第29回日本精神医学史学会大会合同大会
会長 鈴木 映二
東北医科薬科大学医学部 精神科学教室 教授

開催概要
| 学会名 | 第42回日本ストレス学会学術大会・第29回日本精神医学史学会大会合同大会 |
|---|---|
| テーマ | 急速な技術革新が進む今、改めてストレスと精神医学史について学ぶ! |
| 開催日 | 2026年11月7日(土)、8日(日)(予定)令和8年5月ころ確定 |
| 開催場所 | 東北医科薬科大学小松島キャンパス(予定)令和8年5月ころ確定 |
第42回日本ストレス学会学術大会
大会長: 鈴木映二(東北医科薬科大学医学部精神科学教室・東北メンタルヘルス研究所)
副大会長:中川誠秀(東北医科薬科大学医学部精神科学教室)
事務局長:福地成(同上)
第29回日本精神医学史学会大会
大会長: 鈴木映二(東北医科薬科大学医学部精神科学教室・東北メンタルヘルス研究所)
副大会長:山田和男(東北医科薬科大学医学部精神科学教室)
事務局長:毛塚大(同上)
合同大会事務局
東北医科薬科大学医学部精神科学教室
担当:福地成・毛塚大
運営事務局
株式会社東北共立
〒982-0001 仙台市太白区八本松2-10-11
TEL 022-246-2591 FAX 022-246-1754
E-mail: jass42_jshp29@tohoku-kyoritz.co.jp
後援
宮城県医師会、宮城県精神科診療所協会、宮城県精神科医会、宮城県精神科病院協会
開催内容
第29回日本精神医学史学会(予定)
村崎光邦先生(北里大学名誉教授)教育講演1:「定義(じょうげ)温泉の精神疾患民間療法の歴史(仮題)」
近藤 等先生(旭山病院理事長)
教育講演2:「相馬事件について(仮題)」
八木 深先生(独立行政法人 国立病院機構 花巻病院 院長)
第42回日本ストレス学会特別講演等(予定)
富田博秋教授(東北大学医学部精神科)教育講演:犯罪被害・性暴力被害のストレスについて
田崎博一先生(弘前愛成会病院)
第29回日本精神医学史学会シンポジウム「臨床スピリチュアリティ学の現在」
松田真理子先生(京都文教大学)シンポジスト:和田信先生(大阪府立成人病センター )
石橋由孝先生(日本赤十字医療センター)
小西達也先生(武蔵野大学)
橋本朋広先生(放送大学)