第62回日本消化器がん検診学会総会

放射線フォーラム

放射線フォーラム

「胃X線検診のための適正な透視観察について~胃X線検診のためのDRL策定に向 けて~」

司会:千葉 隆士(宮城県対がん協会)
   菅野 宏之(宮城県対がん協会)
演者:小牟田 学(北海道労働保健管理協会)
   重松  綾(こころとからだの元気プラザ 検査部放射線科)
   見本 真一(神奈川県予防医学協会 放射線技術部)
   原田 淳也(地域医療機能推進機構若狭高浜病院統括診療部放射線科)

症例検討
司会:千葉 隆士(宮城県対がん協会)
   菅野 宏之(宮城県対がん協会)
   症例提示:宮城県対がん協会
   読影者:春木 秀敏(船員保険 北海道健康管理センター)
       久保田 憲宏(岩手県予防医学協会 医療技術部 放射線課)
コメンテーター:小田 丈二(東京都立病院機構 東京都立がん検診センター 消化器内科)


胃X線検診における撮影体位・撮影枚数は、基準撮影法の普及により標準化が進んでいるが、透視観察法については統一した基準がなく、透視観察のタイミングや観察時間は施設や技師で異なっているのが現状である。透視観察は胃の変形や障害陰影などが原因で観察し辛い領域の情報を補完し、また、バリウムの流れを動的観察することで病変の存在診断・質的診断の幅が広がり、病変の描出能を向上させる利益がある。一方で透視時間が長くなりすぎると被曝線量が多くなり受診者に健康上の不利益をもたらす可能性がある。精度が高く安全な胃X線検診を行うためには、効率的で効果的な透視観察法を策定し、その観察法に沿って検診が実施されることが望まれる。今回のフォーラムでは各検診施設で実際に行われている鈎状胃・変形胃などの透視観察法や効率的な観察のための工夫、病変描出のための効果的な透視観察・追加撮影について発表して頂きたい。また、透視観察手技の標準化にむけた今後の課題についても議論されることを期待したい。