第37回日本靴医学会学術集会

会長挨拶

会長

第37回日本靴医学会学術集会
会長 落合 達宏
宮城県立こども病院
整形外科科長・教育療育支援室長




この度、第37回日本靴医学会学術集会を2023年9月2日(土)・3日(日)の2日間、宮城県仙台市の仙台市中小企業活性化センターにて開催させていただくことになり、事務局一同、その計画と運営に関する準備を進めております。

日本靴医学会は、靴と足に関する医学的知識と技術の進歩・普及をはかり、学術文化の向上に寄与することを目的に1987年(昭和62年)に創立されました。靴を通して疾患の治療、健康の増進、運動とスポーツによる生活向上に貢献しています。
会員は医師をはじめ医療関係者、靴の研究や製造、流通、販売に携わる専門家、スポーツ、教育、保育、介護など幅広い分野で靴に関心を持つ人々でさまざまな活動を行っています。
学術集会は年に一度開催され、日々の活動と研究の報告や研修が行われます。今回は第37回となりますが、このほど会長に任命され運営を依頼されました。

私は平成元年に医師となり整形外科を志しました。とくに小児分野での専門性をもつ小児整形外科医として25年以上勤務してきました。平成7年から宮城県拓桃医療療育センター、合併移転に伴い平成28年から宮城県立こども病院という小児専門病院に勤務し研さんを積んで、現在は科長という立場で整形外科を取りまとめています。

本学術集会のテーマを「こどもにいい靴みんなにいい靴」とさせていただきました。こどもの足は柔軟で、その成長は環境により左右されます。日本がこどもの足をよりよく育めるよう靴の知識を結集・普及する場にこの学会が存在することを願います。そして足の機能は成人期にピークとなりますが、壮年期から徐々に退行し、高齢者ではさらなる機能低下と、ゆっくりですが発展衰退の歩みのなかにあります。こどもにいい靴を考えることは、すべての年代の、みんなにいい靴の知識となると信じています。
是非、多くの皆様に、ご参加いただきますよう、心よりお願い申し上げます。







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