第165回 日本消化器内視鏡学会東北支部例会

プログラム

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日程表

シンポジウム

「緊急内視鏡の現状と課題~トータルマネージメントの観点から」

内視鏡の機器、処置具の進歩に伴い、より多くの消化器疾患が治療可能となり、救急医療における内視鏡の果たす役割はますます大きくなっている。とくに閉塞性化膿性胆管炎、胆嚢炎に対する内視鏡的ドレナージ、胆管、消化管悪性狭窄に対するIntubationやStenting、出血性潰瘍や憩室疾患に対する止血術などの治療のみならず、非閉塞性腸間膜虚血(NOMI)や虚血性大腸/小腸炎、十二指腸潰瘍穿孔やOGIBに対する診断もまた重要である。高齢化社会を迎え抗血小板薬/抗凝固薬/NSAIDs服用のみならず多剤服用例も多く、内視鏡のタイミングや処置の侵襲性を含め、背景疾患を考慮した判断と対応が求めらる。特に70歳を超えると5%、80歳を超えると10%が心房細動を有しており、また絶食期間の延長はoral frailtyを来しQOLの低下を招く。このような状況のなかで、EST/EPBD、EPLBDの使い分けや、ERBD/ERGBDのみで経過観察とすべきか否か、胃・十二潰瘍や食道静脈瘤などの出血性病変に対するDeviceの選択などについては尚議論の余地がある。本シンポジウムではこれらの疾患に対する内視鏡治療において、各施設における現状と問題点、課題と工夫について取り上げ、活発な議論を行いたい。

ワークショップ

「炎症性腸疾患における内視鏡検査と治療戦略」

炎症性腸疾患(IBD)患者は増加の一途をたどり、診療における内視鏡の重要性はますます高まっている。小腸内視鏡の普及は、特にクローン病の小腸病変の評価のみならず、腸管狭窄に対するバルーン拡張術といった治療面における貢献も大きい。特殊光観察や拡大観察を用いた粘膜病変の評価は、IBD診療に有用な新知見につながる可能性を秘めている。内科治療の進歩に伴い、IBDの治療目標も粘膜治癒を目指す時代へと突入し、治療ストラテジーを決定する上でも内視鏡は欠かせないモダリティとなっている。一方で虫垂開口部を含めたSkip lesion や口側にアフタ様病変を伴う軽症の直腸炎型/左側大腸炎型UCの診断/治療法/経過については粘膜治癒を目指すべきか否かは未だ明らかではない。便中カルプロテクチンや、便潜血反応、MRIなど、より低侵襲かつモニターリングに適したバイオマーカーやデバイスの活用法を含め、IBDの診断/治療戦略/成績ならびにモニターリングの適正化についてさまざまな角度から焦点を当てたご発表をいただき、討議する場としたい。

第 21 回プレナリーセッション「めざせ!消化器内視鏡専門医」

若手医師フォーラム

特別講演1

特別講演2

共催セミナー1

共催セミナー2

共催サテライトセミナー