SOCIETAS NEUROLOGICA JAPONICA

会長挨拶

武田 篤

日本神経学会 第9回特別教育研修会

(脳卒中・てんかん・頭痛・認知症・
パーキンソン病コ-ス)

会長 武田 篤

(国立病院機構
仙台西多賀病院 院長)

脳神経内科は稀な疾患ばかりを取り扱う難しい診療科と言うイメージが医学生や研修医の間にはある様です。しかし実際には脳神経内科医の日常診療の多くを占めるのは脳卒中・てんかん・頭痛・認知症と言ったCommon Diseasesであり、これらに対する適切な診断を行い、治療法を的確に選択するために、ほとんどの脳神経内科医は最も多くの時間を費やしています。この特別研修会はそのためのskillをbrush-upする目的で企画され開催されて来ました。今回は第9回特別研修会を2025年8月10日(日)、仙台国際センター展示棟にて開催させて頂くことを大変光栄に存じております。

特別教育研修会は当初脳卒中を中心に開催されていましたが、2023年から「脳卒中」に加えて、「てんかん・頭痛・認知症」に関する研修会が開催されて来ました。そして今回、第9回から大会長の裁量でもう一分野を追加できることとなりましたので、これも脳神経内科医の日常診療の多くを占めるパーキンソン病診療に関する研修会を追加させて頂きました。サブテーマは「脳神経内科の日常診療に欠かせない最新知識を学ぼう!」と致しました。各疾患分野のプログラム企画はそれぞれの専門家の先生方にお願いしました。認知症分野は岩田淳先生(東京都健康長寿医療センター)、脳卒中分野は板橋亮先生(岩手医科大学)、頭痛分野は柴田護先生(東京歯科大学市川総合病院)、てんかん分野は赤松直樹先生(国際医療福祉大学)、パーキンソン病分野は渡辺宏久先生(藤田医科大学)と言う各領域のトップエキスパートの先生方が企画された研修プログラムは参加される先生方にご満足頂ける内容であると確信しております。

当日は現地会場での参加聴講と並行してオンライン・ライブ配信を致しますのでご都合に合わせて受講頂けますが、折角の機会ですので是非、夏の杜の都仙台にお越し頂ければとも存じます。5分野のプログラムは同時進行ですので、当日聴講できなかった分野のプログラムについては、後日ご聴講頂くことが可能となる様に、会の終了後一定期間のオンデマンド配信もできる様に準備しております。 現地、オンラインを含め、多くの神経学会会員、専門医、さらには会員以外の先生方、中でも研修医の先生や医学生の方など脳神経内科領域に興味を持たれた先生方のご参加を歓迎したいと思います。

8月の仙台でお会いできることを楽しみにしております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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