ご挨拶

佐藤 秀三

第35回日本リウマチ学会北海道・
東北支部学術集会

会長 佐藤 秀三

福島県立医科大学医学部 
リウマチ膠原病内科学講座 准教授

このたび、第35回日本リウマチ学会北海道・東北支部学術集会を2025年(令和7年)11月22日(土)、23日(日)の2日間、郡山ビューホテル・ビューホテルアネックス(福島県郡山市)で開催させていただくこととなりました。本学会の福島県での開催は2016年以来、9年ぶりとなります。本会は30年以上の歴史を持ち、例年300名以上の内科、整形外科及び関連する多くの方々に出席いただき、毎回活発な議論が交わされています。リウマチ学の最新情報に触れることができる本会は、会員にとって貴重な生涯教育、情報交換の場となっているものと思います。

今回、我々は‘治療の最適解を探る’というテーマを掲げさせていただきました。皆様ご存じの通り、現在分子標的治療の飛躍的な進歩により数多くの薬剤が実臨床下で使用されています。しかし、このような豊富な選択肢は時に、治療選択肢としてどちらがより良いのか、この状況でどれを選ぶべきなのかというような悩みを生む原因となる可能性があります。個々の治療についてさらにdiscussionするには、やはりこのような学会で、顔もよく知っているエキスパートの先生方と直接話すのが最も良いのではないかと考えています。当方としましては、会場の先生方が積極的にdiscussion出来るように、鋭意プログラムや学会準備を行って参ります。今年も、恒例となりました若手の先生に向けた奨励賞セッションを企画したいと思います。多くの製薬会社に協力いただき、セミナー・シンポジウムなどを企画しております。

前回は、コラッセ福島(福島市)で学会を開催致しましたが、学会参加人数の増加に伴い、収容キャパシティの関係で今回は郡山市に会場を移して皆様をお迎え致します。福島県といえば、やはり果物、そしてお酒(日本酒、ワイン等)が有名です。特に日本酒は品評会で金賞を獲得する蔵元も多く、ご来県の際は是非お楽しみください。福島県は都道府県面積としては第3位であり、会津地方、中通り、浜通りで趣が異なります。もしお時間がございましたら少し足を延ばしていただき、温泉(飯坂、土湯、磐梯熱海、東山、芦ノ牧温泉等)や観光(鶴ヶ城、磐梯山、猪苗代湖、アクアマリンふくしま、スパリゾートハワイアンズ等)を楽しんでいただきたいと思います。 

北海道・東北のリウマチ医師、研究者での親睦を深め、知的刺激やリフレッシュを経て新たな明日へ向かう力を蓄えていただければ幸いに存じます。

それでは、晩秋の福島、郡山市でお会いしましょう。

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