当番会長挨拶

会長

第48回日本膵・胆管合流異常研究会
当番会長 海野 倫明
(東北大学大学院消化器外科学)


このたび、第48回日本膵・胆管合流異常研究会を2025年9月6日(土曜日)にトラストシティカンファレンス・仙台で開催させていただくことになりました。本研究会の役員、世話人、会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、以前より膵・胆管合流異常について強い興味を持って診療と研究に取り組んできました。発癌のメカニズムが不明な胆道癌において、高率に胆道癌を発生する膵・胆管合流異常は、そのメカニズムを解明する上で貴重なモデルとなると以前より考えておりました。近年の分子生物学の発展により、膵・胆管合流異常の粘膜上皮や胆管癌・胆嚢癌のDNAやRNAを網羅的に調べることが可能となり、多くの知見が集まってきています。また、もう一つの進歩として、腹腔鏡手術やロボット手術などの低侵襲手術が普及し、膵・胆管合流異常の手術にも応用されるようになりましたが、未だ未解決の問題も山積しています。特に術後の肝内結石は治療に難渋することから、術後肝内結石に対する治療法も皆さんと議論できれば、と思います。
今回の研究会は、様々な症例を集め、1)膵・胆管合流異常における胆道発癌、2)膵・胆管合流異常に対する低侵襲手術、3)術後肝内結石に対する治療、の3つを主題とし、さらに症例報告を含めた多くの演題を発表していただきたいと考えております。
9月の仙台は猛暑も一段落し、秋の気配が漂うころと思います。研究会での熱い議論と併せて東北の秋の味覚を楽しんでいただければ幸いです。教室をあげて皆様をお待ちしております。

2025年4月吉日