大会長挨拶

会長

第64回日本口腔科学会北日本地方部会・
第52回日本口腔外科学会北日本支部学術集会
大会長 金子 哲治
福島県立医科大学 歯科口腔外科 准教授


この度、第64回日本口腔科学会北日本地方部会・第52回日本口腔外科学会北日本支部学術集会を2026年5月30日(土)~31日(日)に福島県立医科大学駅前キャンパスにて開催させていただきますことを大変光栄に存じます。本学術大会のテーマは「若さが導く口腔外科の未来」と致しました。近年は、口腔外科医を目指す若い歯科医師の人数が減少傾向であり、特に地方においてそれが顕著です。そんな状況下に、今我々が出来ることは、口腔科学・口腔外科医療の魅力を周囲に発信し続けることだと思います。そのためには、若手口腔外科医が中心となって、積極的に様々な学会に参加し、活発に討論して、多くの諸先輩方や同じ道を目指す同世代の仲間との交流を深め、国際的活動も行っていくことが必要不可欠であると考えます。そこで、本学術大会では、若手口腔外科医にとってメッセージ性のある講演を予定しております。
教育講演では歯科医師として国立がんセンター中央病院頭頸部外科でご活躍されている伏見千宙先生に、自身のこれまでの経験や、これからの口腔外科医の目指すべき方向性などを含め臨床的な内容をお話しいただきます。そして、特別講演では同じく国立がんセンター中央病院頭頸部・食道内科でご活躍されている耳鼻咽喉科医の高橋秀聡先生に、自身の留学経験も含め、基礎研究、最新の薬物療法などについてお話しいただきます。また、歯科医師リフレッシュセミナーでは、福島県立医科大学耳鼻咽喉科准教授の今泉光雅先生からAIによる嚥下機能評価という最新の技術についてお話しいただきます。本学術大会が、会員の皆様にとって充実したものになるよう鋭意準備を進めてまいりましたので、皆様のご参加とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。