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第62回日本理学療法学術研修大会 in福島
大会長 舟見 敬成
(総合南東北病院)
大会テーマ「共感と革新
― 専門性をつなぎ、実践を深める ―」
このたび、第62回日本理学療法学術研修大会を福島県において開催できますことを、大変光栄に思います。全国からご参加いただく皆様を心より歓迎申し上げます。
近年、理学療法士が活躍する場は、医療機関のみならず、介護、地域包括ケア、教育、スポーツ、産業保健、行政、災害支援など、多様な領域へと広がっています。社会から期待される役割が拡大する一方で、私たちには高度な専門性だけでなく、人と人とのつながりを築く力や、新たな課題に柔軟に対応する力が求められています。そのため、本大会では、「共感と革新」をテーマに掲げました。
「共感」とは、相手の思いや価値観、生活背景に寄り添い、その人らしい暮らしを支えるための出発点です。理学療法士は身体を通じて人と向き合う専門職であり、対象者との対話の中から信頼関係を築き、その人にとって最善の支援をともに考えていく存在です。この「共感」の姿勢は、患者・利用者との関係だけでなく、多職種との協働や地域との連携、さらには後進の育成においても欠かすことのできない専門性であると考えています。
一方、「革新」は、テクノロジーの進歩や科学的根拠の蓄積、多様な専門職との協働、新しい教育手法など、理学療法の可能性をさらに広げる原動力です。変化の激しい社会だからこそ、新しい知見や技術を積極的に取り入れ、それらを実践へと結び付ける姿勢が求められています。
福島県は、東日本大震災からの復興の歩みの中で、人と人とのつながりの大切さや、地域とともに歩む地域リハビリテーションの価値を学んできた地域です。この地で開催する本大会が、全国の理学療法士の皆様とともに、これからの理学療法のあり方を考え、未来への新たな一歩を踏み出す機会となることを願っています。
本大会では、多彩な講演やシンポジウム、教育講演、実践報告を通じて、参加者一人ひとりが新たな学びや気づきを得られる場を目指しております。そして、分野や世代、地域を越えた交流を通じて、新たなつながりが生まれ、それぞれの現場での実践につながる大会となることを期待しています。
福島の豊かな自然と温かな人々に触れながら、多くの仲間と学び、語り合えることを運営スタッフ一同、心より楽しみにしております。
共感から生まれる信頼と、革新から生まれる新たな価値。その二つを未来へつなぐ学びの場を、福島から全国へ発信したいと考えています。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
© 2026 第62回日本理学療法学術研修大会in福島