当番世話人挨拶
第12回日本臨床外科学会宮城県支部総会
当番世話人 大沼 忍
東北大学大学院医学系研究科・消化器外科
東北大学病院・総合外科・下部消化管グループ
この度、第12回日本臨床外科学会宮城支部総会をお世話させていただきますことを大変光栄に存じ、会員の皆様に対し心から御礼申し上げる次第です。
日本臨床外科学会は1937年の設立以来、「臨床外科学および外科医療の進歩発展を図ることを目的とし、併せて会員相互の親睦を図り、関連他学会との連携を行う」という目的のもと、80年以上にわたり臨床外科の発展と医療水準の向上に尽力してまいりました。現在では全国に約17,500名の会員を擁し、全国各地の支部を通じて、臨床・教育・研究の各分野で幅広く活動を展開しております。宮城支部は、平成26年1月に海野倫明会長のもと、第1回総会が盛大に開催され今回で12回目となります。
第12回総会は2026年1月31日(土)に東北大学の星陵オーディトリアムで開催されます。本総会のテーマは「患者のための臨床外科―明日の現場に生かす知恵―」です。日々の診療の中で培われた知見や工夫を持ち寄り、共有することによって、明日の臨床現場に直結する実践的な知恵を育む場となることを目指しています。また、若手からベテランまで幅広い世代の外科医が交流し、意見を交わすことで、地域医療や大学病院の高度医療における課題解決や新たな研究・教育の方向性を見出す契機にもなることを期待しております。また、本総会では腫瘍内科領域における最新のがん化学療法の進歩について、東北大学腫瘍内科 教授 川上尚人先生に特別講演を賜る予定です。臨床に直結する最新の知見を拝聴できる貴重な機会と存じますので、ぜひ多数のご参加をお願い申し上げます。
参加いただく皆様に心より感謝申し上げるとともに、本総会が有意義な学びと交流の機会となり、今後の臨床外科の発展に寄与することを祈念いたします。