会頭挨拶

当番世話人

日本皮膚科学会東北六県合同地方会学術大会第406回例会 会頭
東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 主任教授
川上 民裕


 この度、栄えある日本皮膚科学会東北六県合同地方会学術大会第406回例会を、2024年5月18日土曜日と5月19日日曜日の2日間、仙台市(仙台サンプラザホテル)で主催させて頂くことになりました。このような機会を与えて頂き、大変名誉なことと心より感謝申し上げます。
 まず、新型コロナウイルス禍の折、皆さまにおかれましては未曽有の災禍の中、御苦労はいかほどかと拝察致します。幸い、改善した状況となり、本学会を仙台の現地開催と致しました。そして、5月18日土曜日には、懇親の場を設けました。仙台の地で、皆様とface to faceで議論し、交流を深めることができます。直接的にお会いして、お話できることを楽しみにしております。
 開催に際して、学術大会のテーマを、「State-of-the-art dermatological perspectives from Northeast Japan 東北6県からの熱いメッセージ」としました。教育講演は、私の大学(千葉大学)の大先輩である順天堂大学医学部免疫学講座特任教授 アトピー疾患研究センター長 奥村 康先生をお招きし、「免疫制御の新戦略」のタイトルで御講演を賜ります。座長は、山梨大学特別顧問の島田 眞路先生です。基調講演は、私の海外留学のボスであるArthritis and Autoimmune Diseases Center, Boston UniversityのMaria Trojanowska先生をお招きし、「Mechanisms of vascular disease in systemic sclerosis」のタイトルで御講演を賜ります。
 スポンサードセミナーは、昨今のWEB開催と異なる嗜好としました。演者の先生方は、各セミナーのスポンサーから担当の疾患が、割り当てられております。そこで、その疾患に関する過去1年間の最新英語論文レビューをして頂き、詳細な解説を講演に盛り込んで頂きます。アトピー性皮膚炎と乾癬などは、多くの先生方が担当しますので、内容の重複が予想されます。しかし、各先生方のさまざまな視点が解説に加わり、より理解が深まると考えます。御期待ください。
 演者や座長の先生方、一般演題へ参加の先生方の多大なる御協力、協賛頂いた企業の方々の御支援を頂きながら、有意義な学術大会になるように、準備を進めて参ります。そして、全国から多くの皆様が御参加されることを、心よりお待ち申し上げます。
  御参加頂いた皆様が“東北6県からの熱いメッセージ”を体感して頂けるよう、精一杯準備して参ります。今後とも、御指導、御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

2024年1月吉日