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大会長挨拶

一般社団法人日本災害看護学会 第28回年次大会

大会長 佐々木 久美子

日本赤十字東北看護大学

看護学部・看護学研究科 教授

佐々木 久美子

謹んで、各地の自然災害で被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。また、被災地で支援に従事されている多くの皆様に深く敬意を表し、一日も早く安心した生活を取り戻されますようお祈り申し上げます。

このたび、日本災害看護学会第28回年次大会の大会長を拝命し、令和8年10月3日(土)、4日(日)の両日、秋田市「あきた芸術劇場ミルハス/秋田市文化創造館」において開催する運びとなりました。

本大会のテーマは、「『生きるを支える』ネットワークと地域力の醸成」としました。私は東日本大震災後、勤務していた大学の学生や教職員とともに、中長期にわたり被災地の保健師の方々と協働して被災地支援に携わりました。その経験から、人びとが再び自らの力で歩み出すためには、住民・行政・支援団体が互いに支え合い、地域の力を結集して「生きる」を支える関係づくりが重要であると実感しました。また、近年、地震や豪雨などの自然災害が全国各地で頻発しており、災害関連死が深刻な社会的課題として顕在化しています。避難所や仮設住宅、在宅避難者の生活環境が健康に及ぼす影響は深刻で、「災害関連死を起こさない支援の在り方」を検討し、実践に結びつけていくことは、今まさに喫緊の課題と考えます。

そこで、本大会では、被災者の「生きる」を支えるために、看護職をはじめ医療・福祉・行政・地域組織など多職種・多分野が連携し、どのようにネットワークを形成し協働していくかを共に考える場としたいと考え、準備を進めております。

秋田県での開催は初めてであり、東北での開催は東日本大震災後、宮城県での第17回年次大会以来となります。東北の地から皆様と共に新たな学びと連携の輪を広げ、災害看護のさらなる発展に繋がることを心より願っております。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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